開業奮戦記(目黒 瞳)

「開業のきっかけは?」「開業地域や物件を選ぶポイントは?」「開業資金は?」
「患者は来てくれる?」。理想に向かって診療所開業に踏み切った医師たちが、
日々悩み、悪戦苦闘する様子をリアルにお伝えします。

※本連載は、過去(2008年1月~2009年9月)に「日経メディカル Online」内で掲載したものを、開業後10年を経た著者が一部加筆・修正、当時を思い出しながらの現在の感想を追記したものです。
一部、現在の状況と異なる点が含まれる場合もございますが、掲載当時の読み物としてご一読ください。

第74回 悩んでいたとき助けになった本

2019/01/11 目黒 瞳
Facebookでシェア ツイート

 貯金が減っていく通帳を見ながら悩んでいたある日のことです。
 私は何か解決できない問題があると本屋を回ることにしています。今回もいろんな本を読みました。

 診療所開業の助けになるような本は、実はあまりありません。『診療所集患マニュアル』(日経BP社)は、正直言って「こんなこともうやっているよ」という内容ばかりで、値段に見合いませんでした。(その後2010年に新しい版が出ています。)『診療所開業マニュアル』(日経BP社 2018年8月時点で完売)の方は参考になったのですが・・・。

  編集部注釈:「日経メディカル開業サポートブック2018」(日経BP社)が新たに刊行されました。
    期間限定ムックのため、お買い求めはお早めに

 振り返ると、一番役に立ったのは自己啓発にあたる本です。本屋には、この類の本が多数出ていますが、ナポレオン・ヒルの『思考は現実化する』と、D.カーネギーの『道は開ける』は、これらの原典のような本です。暇な外来で悩んでしまったときに読むと助けになるなと思いました。

 そういえば、音楽にも励まされました。自宅のマンションに帰ってきたとき、どこからかZARDの『負けないで』を歌っている声が聞こえてきました。この歌がヒットしていたころ実はよく知らず、ボーカルの坂井泉水さんが亡くなられたときに話題になっても、曲のアレンジが好きではありませんでした。でも今回はピアノ伴奏のコーラスで、歌詞がはっきり聞こえたからか、すごく心に響きました。

開業後の現在から「この時」を振り返って

その後も本屋巡りは時々しています。他業種関連の本では宣伝をどう打つか、どう考えて専門性を出していくか、というような内容が役立ちますね。


連載の紹介

※本連載は、過去(2008年1月~2009年9月)に「日経メディカル Online」内で掲載したものを、開業後10年を経た著者が一部加筆・修正、当時を思い出しながらの現在の感想を追記したものです。
一部、現在の状況と異なる点が含まれる場合もございますが、掲載当時の読み物としてご一読ください。

著者プロフィール

目黒 瞳(めぐろ ひとみ)氏

●生まれ育った地元で、2008年、眼科を開業。
 なかなか増えない患者数に不安になりつつ、後進のためになる話を記録に残そうと本連載を執筆。