開業奮戦記(目黒 瞳)

「開業のきっかけは?」「開業地域や物件を選ぶポイントは?」「開業資金は?」
「患者は来てくれる?」。理想に向かって診療所開業に踏み切った医師たちが、
日々悩み、悪戦苦闘する様子をリアルにお伝えします。

※本連載は、過去(2008年1月~2009年9月)に「日経メディカル Online」内で掲載したものを、開業後10年を経た著者が一部加筆・修正、当時を思い出しながらの現在の感想を追記したものです。
一部、現在の状況と異なる点が含まれる場合もございますが、掲載当時の読み物としてご一読ください。

第33回 誰か、つなげて!

2018/09/21 目黒 瞳
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 開院に合わせて期日通りに光をつなぐにはLANでなければダメ。ということは分かったので、大家さんに頼んで、とりあえず私の借りるところだけでもLANにしてもらいました。だけど今度は、誰が工事をするのかが分かりません。

 建物の施工会社は「工事した」の一点張り。NTTには数日にわたって交渉したものの、「LAN工事が終わっていなければ、私たちは工事できません。この工事は建物を施工した会社がやるはずです。これだけをやる会社のご紹介はできません」と一歩も引きません。

 そこに大家さんから「××電器店が上の階をやってくれた」という情報。近所の電器屋さんだけどできるのかなあ?と思いつつ電話してみたら、
 「は~? うちは冷蔵庫や洗濯機を売る電器屋ですよ。LAN工事なんてとんでもない」と笑われました…。

 ほかの電気工事で来ていた業者さんが「うーん、なんか器械があるから、これをつなげてはみるけど、電話が使えるかはNTTが来てみないと分からないねえ。それでいい?」と言ってくれて、工事してみたのでした。本当に「試しにやってみた」工事だったのですが、何とかつながったようです。

 はあ、やれやれ。もう光なんて入れないぞ!

 と、いろいろ連絡していて、ふと思ったのが、私のところはまだ内装中だから配線工事もできるけど、上の階の賃貸の方はどうするのかしら?という疑問。VDSLの工事がちゃんとしてあれば、モデムを用意するだけで新たな工事はいらないのですが…(VDSLは電話回線を使うため、壁の中の配線工事は不要)。

 実は上の階を借りているのはドクター(個人情報、だだ漏れですね。ちなみに水漏れした階ではなく、別の階をドクターが2部屋借りています)。この日経メディカル オンラインを見てもらうにも、ネットには接続してほしいなあ…。

 後日、この疑問はVDSLに切り替えることで解決したようです。って、すぐできるんじゃないのよ~。無駄にBフレッツの方式に詳しくなってしまいました。

開業後の現在から「この時」を振り返って

今振り返ると、この電気工事の業者さんにもっとお礼を言っておくべきでしたねえ。
現在は医療機器や各種システムもネットワーク化されておりますので、早めに業者に相談を


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連載の紹介

※本連載は、過去(2008年1月~2009年9月)に「日経メディカル Online」内で掲載したものを、開業後10年を経た著者が一部加筆・修正、当時を思い出しながらの現在の感想を追記したものです。
一部、現在の状況と異なる点が含まれる場合もございますが、掲載当時の読み物としてご一読ください。

著者プロフィール

目黒 瞳(めぐろ ひとみ)氏

●生まれ育った地元で、2008年、眼科を開業。
 なかなか増えない患者数に不安になりつつ、後進のためになる話を記録に残そうと本連載を執筆。